2017年3月22日水曜日

遠藤靖彦先生の陳式太極拳

遠藤先生は知る人ぞ知る日本に於ける陳式太極拳の草分け的な存在の人です。日本でも中国でも太極拳の大会で優勝された御経験をお持ちの方です。陳小旺先生に習った後、馮志強老師に就いた方で馮老師の混元太極拳は習って居られないが北京陳式を習われた方です。昨年末初めて遠藤先生の陳式太極拳を拝見する機会に恵まれました。先生の太極拳は表面は混元では無いのですが、体の中が混元の動きになっているもので、私から見れば正に陳式心意混元太極拳でした。その功夫も凄いもので久々に感動しました。
太極拳は面白いもので、外見の動きが一緒でも中身が全然違う事もあれば、外見が違っていても中身が同じ事もあります。例えば混元太極拳を行っている人で中の混元の動きが外の纏糸の動きに現れていない人も多々見受けられます。本人は混元太極拳をやっている積りでしょうが実際は全くそうなってないケースは非常に多いものです。翻って遠藤先生の太極拳は馮志強老師が再現されていると思う程、馮老師に近い動きでした。この点は驚きでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿