2017年1月9日月曜日

混元太極拳の中味

混元太極拳と言っても、元々は陳式太極拳ですので、この太極拳を創った意図は陳式太極拳の良い処は残し、少し不具合がある処は改良したというものです。 この太極拳を練っていて感じるのは丹田にある混元球の回転とそこから起こる纏糸勁との組み合わせが起こっているのです。
丹田の球はある練り方により自由に動くようになってくるのを実感できます。 自由に動くとはどういう事かというと、そう思った方向での回転をするという事です。その球の回転の遠心力が靠(カオ:一般には体当たりという事)を誘発してくるので触れた処から相手を飛ばす事ができます。 しかしそれだけには留まらない事が起こっています。それは回転から出てくる勁を纏糸の運動に変える事です。これはその2つを教室では実際に見せて比較して理解して貰っていますが、回転に纏糸が加わると威力が倍増します。これが実感できるとなぜ混元球なのかなぜ纏糸なのかが分かってきます。私のように功夫が左程無いものでも大きな威力を発揮できるようになっています。ましてや陳発科老師や馮志強老師は推して知るべしです。
一方混元内功では功夫をスピーディーにアップさせるようにできています。 通常の站椿功よりも倍以上のスピードで功夫がアップし、この套路と混元内功の精巧な組み合わせの妙を感じるものです。

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