2016年9月5日月曜日

陳家溝との交流

馮志強老師は陳式太極拳の嫡流陳発科老師の関門の弟子でその功夫、技芸を継いだ人物として知られていましたが、陳家溝から陳式宗家の陳発科の陳式太極拳を学びたいので教えて欲しいとの懇願があり、馮志強老師は都合2回会社に休暇依頼を出し、自費で陳家溝に行きました。 その際に後の陳家溝の四天王を指導したと聞いています。その後、陳家溝の四天王が北京に来られる際には北京でも指導したとの事です。 特に王西安老師は馮老師を慕われており、北京には度々来られており、中国の正月の春節には御挨拶に来られた事もあり、馮老師からお話をお聞きした事があります。従い、王西安老師には混元内功の一部が伝わっているように見受けられます。
又、馮老師も王西安老師は功夫があるとかわいがって居られました。馮老師の高弟である陳項老師からも、張兎飛老師からも王西安老師は功夫があるとの話を聞いた事がありますので、恐らく馮老師のお話の受け売りではないかと推測されます。
馮老師からお聞きした王西安老師の話としては、ある時王西安老師が雑誌か何かで自分は馮老師の弟子とか書かれたので電話して、それは困るので取り消すように言ったと言われていましたが、怒っている風でもなく、寧ろ可愛がっているようすでした。
ある春節に私も偶々北京にいたのですが、王西安老師が弟子と伴って北京に来られて馮老師に新春の挨拶に来られ、その際に厨房で魚の料理を自ら作って出されたとお聞きした事があります。その時は馮老師もお喜びの御様子でした。