2001年3月10日土曜日

站桩(ZHAN ZHUANG/以後タントウと読む事とする)

 太極拳を知らない方の為に説明すると、タントウとはやや足を曲げて(流派によっては大きく曲げる)て、念を丹田に置いて立つ(これも流派によって意念の置き場所が違う)所謂、立禅と言われる練功方法。

 伝統太極拳ではこのタントウを行う所が多いが、このタントウとはどういったもので、どうしてこのタントウを行うのか疑問に思われる方も多いと思う。このタントウは一つの見方は築基功である。従い、基本的には気の増大に寄与するものである。又これを行う事により、功夫(コンフと言い練功による威力)がついてくる。どうしてそうなるかは小生も知らないがそうなるのである。築基功の一つの証左は、これを行っていると手も次第に暖かくなってくるし、又丹田も暖かくなってくる。

 陳式心意混元太極拳ではどのようなタントウを行うかと言えば先ずは活歩桩である。活歩桩とはどの様なものかと言えば套路を極端にゆっくり行い、各動作の終わりに気を丹田に戻すように行うという具合に行うもの。これは非常に効果のある方法であり、お勧めです。又、この方法で套路を行えば全く疲れないと言っても過言ではないと思う。

 その他には活桩である。所謂立禅には2種類あり、体が全く動かない定桩と、足の位置は動かないが、体が自然と動く活桩である。この活桩を用いる。